私たちは、かつてないほど「情報」に取り囲まれて生きている。LINEやTwitterが日常になり、コミュニケーションの有りようは劇的に変化した。さまざまな個人情報が、本人が自覚することなくネットを通じて集積され、それによって人が無意識のうちに規定される事態さえ生じている。だが、それで私たちは豊かになっているのだろうか。情報に取り囲まれることで、却って人が孤絶する事態が生じているのではないか? 人類学や生命科学などの知見を踏まえ、身体性に基づいた「共感の知」の必要性を説き、コミュニケーションの本質を論じる刺激的な対談。
共感のレッスンに関する知識を得ようと思い、手に取ったが、やや私の方向性とは違う本だった。 しかし、対談形式で進む各テーマにおけるトピックのあふれんばかりの知識はすごく面白かった。 対談形式で知識が発散していくのが共感のレッスンだったのか、その辺は不明だが、教養を深めたいとか知的刺激を得たいとかの要求には答応えられる本だと思う。 【目次】 はじめに 「とりあえず脳や心のことはパスしよう」 第1章 グローバル・ブレイン 第2章 自己免疫反応 自己と非自己はどう区別されるのか 第3章 なぜ人が感じていることが分かるのか 第4章 遺伝子なんか関係ない 第5章 「わたし」は身体の内にも外にも存在している 第6章 接続された女 第7章 恋人選びの心と性の未来 第8章 記憶は脳の外に存在する? 第9章 ホモ・デメンス(錯乱するヒト) 第10章 人はなぜ夢を見るのか 第11章 旅する身体 第12章 転生を生きる あとがき
淫靡な洞窟のその奥で【分冊版】 70 - あび/ウメ種 - 青年マンガ・無料試し読みなら、電子書籍・コミックストア ブックライブ